コイン探求の旅 #63 『ジュナーガド藩王国 1コリ銀貨』

 コイン探求の旅、今回ご紹介するコインは『ジュナーガド藩王国 1コリ銀貨』です。

発行国  ジュナーガド藩王国(インド)
材質  シルバー
品位  ?
発行年  1857~1858年
発行枚数  ?
鑑定会社  未鑑定
グレード  F~XF相当
サイズ

 藩王国については、以下にまとめましたので参照して下さい。

rangalhu-coin.hatenablog.jp

 このコインは、表面には2本のラインを境にして1行目と2行目にウルドゥー語で「戦士であり皇帝であるムハンマド・アクバル(ムガール帝国の第3代皇帝アクバルの事を指しているものと思われます)」、3行目にデーヴァナーガリー語で「シュリ・ディヴァン(シュリは聖者、ディヴァンは行政機関)」と刻まれています。裏面は情報量が多く入り組んでいますので、以下に図解しました。

 ジュナーガド藩王国は、インド西部に位置しています。

Junagadh State - Wikipedia

 このコインは、ジュナーガド藩王国の国王であるムハンマド・マハバット・ハンジ2世の治世において発行されたコインです。在位期間は、1851~1882年の31年間でした。

Muhammad Mahabat Khanji II - Wikipedia

 ムハンマド・マハバット・ハンジ2世は、1851年に先代の王であり兄であるムハンマド・ハミド・ハンジ2世が亡くなったことに伴い、王位に就きました。彼の母や後見人は、当時インドを支配しつつあったイギリスを嫌い、インドから追い出すべきであると助言しましたが、彼は逆にイギリス東インド会社を全面的に支援し、その見返りとして保護を受けることを選択しました。

 1877年1月1日に、ヴィクトリア女王のインド女帝就任を宣言するために開催されたダルパールに赴き、15発の大砲による名誉の礼砲を受けました。

 ムハンマド・マハバット・ハンジ2世は、その治世において当時デワン(首相クラスの高官)であったアマール・シンの助けにより、ジュナーガドの街の近代化と美化に努め、新しい学校、病院、裁判所を建設し、ヨーロッパのゴシック様式を建築に取り入れました。

 ムハンマド・マハバット・ハンジ2世は、1882年9月29日に44歳という若さで亡くなりました。王位は彼の長男のムハンマド・バハードゥル・ハンジ3世が継ぎました。

Muhammad Bahadur Khanji III - Wikipedia

 

 このコインの鑑定枚数(Thin Characters)は、PCGSでは見当たりませんでした。NGCでは1枚あり、MS40となっています。ジュナーガド藩王国のコインは、他の藩王国のコインと比べるとコインショップやフリマサイトで見かける機会が少ない方ではないかと思います。気になった方は、できるだけ状態の良いコインを探してみてください。

 

 今回の旅は、ここまでにしたいと思います。

 最後までご覧いただき、ありがとうございました🙇‍♂️

 探求の旅は、まだまだ続きます🐪